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・キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」(長編/連載中/ハルヒ・よつばと) 銃声。狂気。リミッターの外れたキョンを止められる者はどこにもいない---. 学園都市の能力者により理性を奪い取られた人々を救い出すため、SOS団と上条当麻達が奮闘する。 禁書メンバーの扱いがヒドイ。ブラックな笑い。 ・キョン「学園都市?」上条「交換留学?」(長編・連載中/ハルヒ) 学園都市に外部から留学生が来ることになった。 機密保持重視の学園都市の方針に反すると不審を抱いた美琴達は留学生の監視を決意する。 一方、留学に来たSOS団一行はハイテンションなハルヒに振り回され続け……。 ・上条「いけロクショウ、そのふざけた幻想をぶち殺せ!!」(短編・打ち切り?/メダロット) 学園都市で大流行のメダロット。友人達も大ハマリということで、さっそく上条当麻もやってみることに。 残念ながら打ち切り。 ・A,ブレイド「学園都市…覚えた」(短編・連載中/NEEDLESS) アダム・ブレイドは学園都市にやって来ていた。そして、やっぱり上条当麻は今日も不幸に……。 更新停滞。打ち切りか? ・アルル「ボクは元の世界に戻りたいんだ」 禁書目録「魔導師……?」(短編・連載中/ぷよぷよ) 異世界(学園都市)に迷い込んでしまった魔道師アルル。 事情を知らない白井黒子達ジャッジメントは彼女を不審者と間違えて……。 ・スネーク「こちらスネーク、学園都市への潜入に成功した。」(長編・完結作品/メタルギア・ソリッド) 新型メタルギアが日本の学園都市で製造されている--- 指令を受けたソリッド・スネークは再び、潜入任務に就くことに……。 一方通行さんによる詳しい用語解説付き。 ・佐天「アタシのココロ!!解錠!!!」(短編?・打ち切り/しゅごキャラ) 学園都市に流れる都市伝説---なりたい自分になれるこころのたまご。 ひょんなことから、その能力を使えるようになった佐天涙子はまたしても事件に巻き込まれるのだった。 残念ながら打ち切り。 ・一方通行「死んだ世界戦線だァ?」ゆり「ようこそ」(長編・第一部完/Angel Beat!・リトルバスターズ!) そこは生前、未練を残して死んだ者達が来る世界--- 神に抗うため戦う「死んだ世界戦線」の前に現れたのは学園都市第一位の能力者、一方通行だった。 意外な人物が悪役にまわっている。 ・シャナ「あんた何者なの?」上条「不幸だ・・・・・・」(長編・第一部完/灼眼のシャナ) ある日、上条当麻の前に現れたフレイム・ヘイズを名乗る少女。 彼女との出会いは、新たな異能が関わる世界への幕開けだった・・・・・・。能力的に上条無双なのか(?)。 ・上条「まきますか?まきませんか?」(長編・連載中/ローゼン・メイデン) 上条当麻が暮らすマンションに突如送られてきた立派な箱--- 中から出てきたのは美しい西洋人形、ローゼンメイデン第五ドール「真紅」だった。 ・とある魔法の超恋色砲12(短編・連載中/東方Project) 御坂達が暮らす寮のベランダに少女が降ってきた!霧雨魔翌理沙を名乗るこの少女は魔法を使えると言うが……。 全編AAとともに進行する形式。 ・美琴「キングダムハーツ?」/上条「キングダムハーツ?」(長編・完結作品/キングダムハーツ) キングダムハーツの面々が禁書世界にやって来る。 特に原作を知っている人はなるほど、な展開多し。 ・梓「とある科学の一方通行!」(短編・連載中/けいおん!) 路上で一方通行に因縁つけられた梓。その後、なんやかんやで仲良くなってしまった一方通行を含めて、 今日も田井中律率いる軽音楽部は平常運転なのだった……。 ・梓「こ、この白髪ぁ!」一方通行「いってろ触角」(短編・連載中/けいおん!) ある日突然共学になってしまった桜高校。転入してきたのは、つんつん頭と色白の二人組み。女だらけの桜高校軽音部で上条・一方通行はいったい何をしようとしているのだろうか? ・上条「ん・・・?サイレンの音?」(長編・連載中/SIREN)※外部まとめwikiへのリンクとなります。 どう足掻いても絶望---「屍人」が溢れる学園都市からの生還をかけて、上条当麻達は終わりの無いサバイバルを続ける。降り続く赤い雨の下で・・・。シリアスなストーリーと緊張感あふれる展開が魅力。wikiには充実したサブコンテンツ(ARCHIVES/タイムテーブル)も用意されている。 ・あたる「学園都市?それより…ガールハントじゃ!」(短編?・連載中/うる星やつら) うる星やつらの主人公、諸星あたるが学園都市に行く話。ちなみにうる星奴らの舞台は70年代後半から80年代。現代の話である禁書とはどうからむのか・・・。 ・上条「信長ぁ…てめぇの幻想は俺がぶっ殺してやる!」(長編?・連載中/鬼武者3) 「未来は私のものになる」---時空を超えて迫る信長の野望に立ち向かうべく、上条当麻は天正の世に跳ぶ。基本設定は「鬼武者3の佐馬介が飛ばされたのがフランスではなく学園都市だったら」ということ。 ・銀時「とある科学の…やべ、読み方忘れたわ」(長編・完結作品/銀魂) 美琴達超電磁砲組が天人が跋扈する江戸に飛ばされた!以前、銀八として学園都市に来たことがある坂田銀時は四人の面倒を見ることになるが・・・・・・。銀魂クロスオーバーの一連の作品の続編。 ・帝人「ここが学園都市・・・」(短編?・打ち切り/デュラララ!!) 帝人が学園都市の友人を訪ねてやってきた。しかし、学園都市の治安の悪さは折り紙つきで・・・・・・。残念ながら打ち切り。 ・猫柳田「ここが学園都市ですか!」(短編?・打ち切り/空想科学大戦!) 脱ぎ女の異名をとる(?)変人木山春生を凌駕する変人、猫柳田愛吉が客員研究員として学園都市に招聘されてきた。超科学を前にはしゃぐ猫柳田がほほえましい。短期打ち切りなのが残念。 ・一方通行「エルシィ!エンディングが見えたぞォ!!」(長編・連載中/神のみぞ知るセカイ) 悪魔の魂(駆け魂)に取り憑かれた女の子を「攻略」せよ。さもなくば、死。悪魔エルシィの勘違いにより、突如命を賭けたリアル・ギャルゲーの主人公とされてしまった一方通行。本人はガラじゃないと不満だが、戦果は着実に挙がって行く.......---一方通行がいろいろな女の子とフラグを経て回収していく話。その潜在的イケメン力に注目。 ・球磨川『学園都市?』 (長編・完結作品/めだかボックス) 『全てをなかったことにする』。学園都市外部からの『転校生』を名乗る球磨川禊。彼の持つ強力な能力-大嘘憑き(オールフィクション)-の前では、ジャッジメントの白井、そして学園都市一位の能力者一方通行すら無力だった。.---能力バトルモノ同士のクロス。めだか側のキャラクターがどう扱われるかに注目。 ・佐天「変身! アルカイザー!!」 (長編・完結作品/サガフロンティア) 突如訪れた死の危機を「身体改造」により逃れた佐天。しかし、彼女は選択しなくてはならなかった。全てを忘れて普通の女の子になるか。または、「ヒーロー・アルカイザー」に変身するかを....。---なつかしのサガフロとのクロス。いつも熱い佐天さん成長モノの一つ。 ・美琴「行くわよ翠星石!」翠星石「めんどくさいですぅ・・・」 (短編・連載中/ローゼン・メイデン) レストランでだべったり、卵の特売に命を賭けたり。薔薇乙女と過ごす「日常」はこうして過ぎていく。---ドールズが学園都市に来て織り成すドタバタ・コメディ。どのドールが誰と契約するかに注目。 ・美琴「……Get Backers?」 (長編・連載中/Get Backers-奪還屋-) 奪われた物を奪い返す「奪還屋」・Get Backers美堂蛮と天野銀次。彼らの下に舞い込んできた新たな依頼は、とある人工衛星に搭載されていたAIの残骸(レムナント)を回収せよというものだった。学園都市の超科学の結晶であるそれを狙って各国の組織が不穏な動きをしているという。報酬の高額さもあり二つ返事で引き受けた二人だが...。---学園都市超能力者vsGet Backersの手に汗握るバトルに注目。更新はゆっくり目。 ・一方通行「俺と契約して魔法少女になンねェか?」 (長編・連載中/魔法少女まどか☆マギカ) 最近ウワサの白いあんちきしょうが学園都市にやってきた。一方通行はふとしたきっかけで、キュゥべえと共に魔法少女になってくれる人材を探すことに。果たして学園都市の能力者たちの運命やいかに!! 作者曰く「ハッピーエンドにする」とのことだから安心……のはず。 ・佐天「ポケットから秘密道具を取り出せる能力かぁ」 (短編・連載中/ドラえもん) また例によって妙な能力を身に着けた佐天さん。今度の能力はなんとあの四次元ポケットだ!! しかし説明も無く秘密道具が使いこなせるはずがなく、不思議な道具に振り回されるばかり……。――ファンならにやりとするような、所々に仕込まれた小ネタにも注目 ・とある暗部の軽音少女(バンドガールズ) (長編・完結作品/けいおん!) 幼いころに憂と生き別れになり暗部組織の一員となった唯は、同じく暗部組織に所属する律・澪・紬と出会い、バンドを組む。そして正体を隠しながら「放課後ティータイム」としてデビューする。梓は憧れのHTTに入るため、憂・和は唯を闇から救うため、それぞれHTTを探して動き始める。純とさわちゃんも大活躍。けいおんキャラによる能力バトルもの。
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【デジモンクロスウォーズ(漫画版)】出典の支給品 クロスローダー (桃)は陽ノ本アカリに支給。 クロスローダーは、ジェネラルの証であり力の要でもある携帯アイテム。デジモンの収納/実体化、ゾーン移動のゲート開放、デジメモリの起動など数多くの機能をもつが、最大の特徴はデジクロスと超進化を発動できる ことにある。 デジモンを召喚する際は「リロード」と呼称を行うことで出現させることが出来る。またデジモンはクロスローダーの中にいることである程度傷を癒やすことができるが、致命傷の場合は効果が追いつかない程度の回復力でしかない。 本来、使用するにはクロス・コードと呼ばれる特殊な因子が必要で、その所有者のによってクロスローダーの色も変化する。 アニメの陽ノ本アカリが手にしたクロスローダーは橙色だったが、クロスロワは漫画版準拠であるため、漫画版第17話の描写に基づき桃色をアカリのクロスローダーの色とした。 ドルルモン ドルルモンは、チーム・クロスハートの一員の獣型デジモン。単独でも他のメンバーに比べ高い戦闘力(従来のシリーズで言うところの成熟期~完全体相当)を持つが、シャウトモン達とのデジクロスによりさらに高い戦闘力を発揮する。 性格はクールな皮肉屋だが、面倒見がよく、かつてバグラ軍でタクティモンの副官を務めた経験から戦術眼にも優れており、デジモン達の中ではある意味シャウトモンに次ぐ兄貴分とも言える。
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662 :NPCさん:2011/03/30(水) 20 55 15.63 ID ??? 動画スレのゲス置いてくわ。 70 :げす :2011/03/29(火) 15 31 53.17 ID hUQKNJw5 この流れだからゲロするっすけど、、、 蒼樹うめっぽいイラスト書いてるゲームマスターとゲームしたとき、 求められてる方向性はひだまりスケッチだって知りながら、 まどかマギカっぽいプレイをみんなでやったっす。 マスターの子、マジでドン引いてて、 よくよく話を聞いてたQBな立ち位置のプレイヤーにも言いくるめられて、 マスターの顔真っ赤にさせながら少女たちの殺戮の宴に付き合わせてやったっす。 ・・・昨日から出先の代表さんからの電話が鳴りっ放しっすね。。。 663 :NPCさん:2011/03/30(水) 20 57 16.63 ID ??? 662 ひまわり☆マギカw まどか☆スケッチとか編集できれば楽しく見られるんだろうな。 664 :NPCさん:2011/03/30(水) 21 00 26.86 ID ??? 662 げすは、ゲスだからさ 相手が嫌がるだろうなと分かっていて それを故意に出来る人と、やっぱり出来ない人の差は大きいよ 2chじゃ出来ても、リアルじゃ出来ない人が大半だしね 665 :NPCさん:2011/03/30(水) 21 03 40.49 ID ??? さすがげすだ 痺れるけどあこがれない 666 :げす:2011/03/30(水) 21 05 32.52 ID iteY7d6w 664 オレだけがやったんじゃなくって、みんなでやったんっすよ。 そしたらマスターはまどかマギカ観てないって言って驚いてたんっす。 ・・・だけど、ブレカナじゃ普通のゲームだったと思うっすよ? 668 :NPCさん:2011/03/30(水) 21 08 06.79 ID ??? この話題の中に普通にげす本人がいるってどういうことだよw ホントに狭めーな卓ゲ板は(いい意味で)! 669 :NPCさん:2011/03/30(水) 21 09 33.42 ID ??? 666 蒼樹うめ画でブレカナだったら、まどマギ普通だ罠? そりゃむしろGMのセンスが斜め上だったんだろうな。 671 :NPCさん:2011/03/30(水) 21 11 19.41 ID ??? QBか…むしろ責められるべきはQB的立ち居ちのPLなんじゃ?w 「よくよく話を聞いてたQBな立ち位置のプレイヤーにも言いくるめられて、」 可愛いキャラを作ったり、一見信用できそうな人は、偽りの仮面をかぶってる事が多いな 675 :げす:2011/03/30(水) 21 14 26.56 ID iteY7d6w いや、普通のコンベンションでの話なんっすよ?! 676 :NPCさん:2011/03/30(水) 21 15 22.78 ID ??? 675 げすの行くコンベンションが普通なわけねーだろw そんなもん魔窟に決まってらーな! 678 :NPCさん:2011/03/30(水) 21 20 38.66 ID ??? 669 どっかの板で、まどマギを何の予備知識も無く彼女に見せたら 3話辺りでマジ泣きされて欝っぽくなって、口も利いてくれなくなったって話があった この手のネタは、先に確認して無いと人間関係壊れると思うよw 679 :NPCさん:2011/03/30(水) 21 25 22.98 ID ??? 675 最近のげすには狂気が足りない 普通に会話できるげすなんてげすじゃないやい マギカ見て昔のげすに戻るんだ スレ268
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マクロスなのは 第23話『ガジェットⅡ型改』←この前の話 『マクロスなのは』第24話 『教導』 前半 『アルトくん!!』 『アルト隊長!!』 遠方にて支援狙撃を続ける2人の呼びかけがあるまでもなく、敵から意識を離していなかったアルトはガウォークで急降下して現域を離脱。直後ガジェット部隊5機よりロックオン、ミサイルが放たれた。 ロール降下したため天井を下界に向けるアルトは真下に顔を向けると、むこう側に見える自らの下半身と共にヘルメット内蔵のHMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)に映りこむ5個の赤いマーカーを確認。マーカーの横に表示される距離の数字が命中を表すゼロに近づかんとその数を減らしていく。 ロックオン警報の騒音の中アルトはVF-25の折っていた足を戻して推力を全開にし、ミサイルからの退避を図る。 『隊長、今落とします!』 さくらの声に遅れること数秒、バックミラーが一瞬青白い光を捉え、後方を遷移していたミサイル群をその花火の下に誘爆させた。 「サンキュー」 アラートが消えたことで追尾してきたミサイルの撃墜を確認したアルトは、インメルマンターンで高度を稼ぎつつ戦闘空域に復帰した。 そこで先ほど近くにいたはずのフェイトやヴィータが自らのフォローに入らなかった理由を知った。 当初5機だったガジェットの迎撃戦力だが、いつの間にやら目標の重点を輸送船『キリヤ』から変えたらしい。新たに10機のガジェットが戦闘能力を一時的に減衰させた天城へと攻撃を集中させており、遠方の狙撃部隊ともども彼のフォローにかかりきりだったようだ。 地上に降りられれば推進剤を使わないのでVF-1Bの復旧が早くにできるのだが、このように海上ではそれも叶わず足手まといとなるしかない。 しかし天城のしぶとさは折り紙つきなものがあるし、守るフェイト達の技量も申し分ない。過程はともかく天城が囮となることで防衛目標のキリヤから大半のガジェットを引き離せただけでもよかったと思いなおした。 (大使達の到着まであと2、3分ぐらいか・・・・・・) レーダーに映る2機の機影は自家用機だろうか?小型の機が時速600キロほどでこちらへと遷移しており、防空任務もあと少しのようだ。 アルトは切り替えに伴って前方に向き直ると、目前に迫るガジェットは5機。一番最初に迎撃行動を取った5機のようだった。 翼下に懸架された短距離MHMM(マイクロ・ハイ・マニューバ・ミサイル)のシーカーがアルトの視線によって目標をロックし、10発のMHMMをランチャーポッドから放出、空になったポッドを投棄する。 一方ガジェットも回避行動に入る前にMHMMを放ち、都合15発もの飢えた狂犬が迫る。 それに対抗してVF-25に搭載されしアクティブ・ステルス・システムがミサイルを含む敵のレーダーすべてにハッキング。そうして情報を書き換えることで追尾システムに混乱を起こさせて命中させないようにするのだ。しかし当然それのみでは狡猾な狂犬を騙しきることはできない。 散らされず生き残った10発近いミサイル群にヘッドオンしたVF-25は命中寸前に機体上面のスラスターを全開。機体全面を下降させるようにしてそれらを素通りさせると、反転したそれらから逃げるように上昇をかけてミサイルたちを束ねる。そこで推力偏向ノズルを数瞬左に振ったかと思うと、頭(機体前部)を支点に重い尻(機体後部)を機体上面から見て反時計回りに振り上げて180度横テールスライドした。 前方を向いたまま固定されたガンポッドの眼前には並んだ忠実な犬達。ガンポッドはそれらに餌をやるように青白く光る魔力弾をばらまき、食いついたいけない犬を魔力爆発の中に葬った。 最後まで獲物を追い続けた飼い主に忠信な犬は自らの腹の中に眠る近接信管を作動。その役目をVF-25へのダメージとして果たした。 爆発とGとで揺さぶられる機内で転換装甲とPPBSの制御をしつつ敵編隊と肉薄していく。 その中こちらのミサイルが命中して1機の機動が乱れる。 「捉えた!」 急加速に続いてガンポッドの弾丸を浴びせようとしたが、他4機が立ちふさがるようにミサイルを10発ほど斉射して友軍を援護した。 アルトは反射でスラストレバーをフルリバースすると、機体は足を前に振り出して急制動する。そこで直接追ってこないように牽制としてガンポッドを掃射しつつ、反転退避をかけた。 「しかしなんで連中がいきなり連携を・・・・・・AIをゴーストのにでも変えやがったのか?」 反転から加速へと続いた急激なGにあえぎながら呟く。図らずしも真理を突いたアルトだったが、次の瞬間鳴り響いたロックオンアラートによって吹き飛んだ。 アラートと同時に多目的ディスプレイには「64以上のレーダーロックを受けているため、アクティブステルスシステムの性能低下」を警告する表示が付く。元の世界では数の多いバジュラやゼントラーディの大編隊との少数機での遭遇、キロメートル級戦闘艦の一斉ミサイル発射などでしか点くような場面のない表示だ。そうでもなければたった1機に対して64以上もの個体からそれほどの時間差もなしに一斉に照準が行われるものではない。 レーダーには後方と左右から多数のミサイルが迫っていることを示しており、追っていた5機だけでなく左右の他編隊(キリヤを攻撃し続けていた編隊とフェイト達と戦っている編隊)のガジェットもミサイルを一斉に撃ってこちらを本気で落としに来たようだった。 先の表示が付いた場合、チャフにフレアに装備の全投棄による囮など遮二無二(しゃにむに)なって逃げるもしくは友軍の連携をもって全力で迎撃するのがセオリーであり、唯一に近い生存方法である。 しかし現状、そのどちらの選択肢も取れないアルトは第3の選択肢に賭ける他なかった。 「メサイア、FASTパック装備!いくぞ!」 『Yes sir.』 機体の胴体部が青白い光に包まれ、それも収まらぬうちに側面スラスターを全開にして鋭くターン。遠心力で振り払われるように弾き飛ばした魔力が、青白く煌めきながら空中に拡散していく。 VF-25は出現させた4つの大型ブースターから膨大な粒子の尾を引きながら後方だった敵(つまり当初の5機)へと最加速させ、左右から迫っていたミサイルを後ろに付けつつ直進する。機体の各所にあるチャフ・フレアディスペンサーからはありったけのチャフとフレアがばら撒かれ、推進排気の粒子の魔力光を乱反射して妖しく瞬く。 そしてついに前方からのミサイルに接敵。アルトの操縦に従ってVF-25の推力偏向ノズルが、各種空力制御板が、FASTパックの推進ノズルがこれ以上ないほど正確に制御されて、まるで機体を木の葉のように舞わせる。その舞いごとにヘッドオンした前方のミサイルがVF-25をギリギリで素通りしていく。 しかしアルトの神業的操縦技術があろうと、ミサイルとしてはそんな簡単には避けさせてくれない。 ガジェットのミサイルはベルカ式カートリッジシステムの大容量カートリッジ弾を少し大きくした程度で、バルキリーのMHMMより遥かに小さい。しかし技術が先行しているのか、はたまたロストロギアの恩恵かMHMMに匹敵する速度と威力を持っていた。 最接近に合わせてミサイルは近接信管を発動させて、VF-25をその魔力爆発の奔流で呑みこもうとする。 しかしここはアルトの度胸が勝った。 FASTパック装備による迷いのない正面接触はミサイルが想定していた相対速度を上回らせ、VF-25が爆圧に挟まれるような致命的な位置からほんの少し後方にズレたのだ。 アルトは魔力爆発のあおりをフィードバックして暴れる先進型デジタルFBL(フライ・バイ・ライト<コンピュータを介した飛行制御システムの一種>)の操縦桿を抑え込み、直進飛行を継続しようとする。 鳴り響く2重奏のアラート。 ロックオンアラートに交じって新たに鳴り始めたアラートに多目的ディスプレイを睨むと「SPS-25S/MF25(FASTパック)に深刻なダメージ」とあり、機体を上から見た簡易図の右舷側FASTパックが真っ赤に染まっていた。 一度出してしまったら2度目は当分できない虎の子の装備だったが、迷う間もなくそれをパージした。 バックミラーに一瞬映った右舷側FASTパックは機関部より煙を吐いていたが、後方より追ってきたミサイルと接触して爆発。それからは誘爆に次ぐ誘爆により、無数のミサイルと引き換えにその原形を失って行った。 時間にして10秒に満たぬ切り札の活躍に惜しい思いが駆け巡るが、かの切り札が残してくれた意志はしっかりとこのVF-25に残っている。 それは形としては莫大な推進力によって得た運動エネルギーに過ぎないが、いついかなる時でもそれは空戦では大切なものだった。 「射程まであと少し・・・・・・!」 宇宙空間なら弾頭の到達時間が多少伸びるだけで大して気にもしないが、重力と空気抵抗のあるここではガンポッドの実体弾の有効射程は3000メートル。敵が転換装甲であるなら実質1000メートルがいいところか。 接近を阻止する様に放たれる弾幕に機体を焼かれながらも、ついにターゲットレティクルが敵へと収束して赤くなる。 ロック、レンジイン! 「喰らえ!」 ガンポッドから毎分300発という速度で58mm高初速徹甲弾が放たれ、至近であればバルキリーの転換装甲をも5、6発で貫徹する運動エネルギー弾は直撃した2機を紙屑のように引き裂いてその構成部品を大気中にまき散らした。 直後アルトはスラストレバーを引き起こして45度に傾けると、フットペダルを蹴りこんだ。 この操作によって機体はガウォークに可変して空中を滑る。眼前には撃墜は免れたが、被弾して動きの鈍ったガジェット。このまますれ違ってしまえばみすみす転換装甲の復旧時間をやるようなものだ。VF-25は前進する慣性力をそのままにガウォークの立体機動によって敵を追い詰め、その手に掴んだ。 バルキリーにとって掌の大きさ程度のガジェットの感触をEXギアのフィードバックによって認知したアルトは、バトロイドへと可変し残った2機のうち近かった方へと投擲した。投げられて制御不能に陥ったガジェットがきりもみしながらその1機に向かっていく。 アルトはそれが直撃して2機とも撃墜する1石2鳥を確信するが、それは1発のミサイルによって防がれた。 その視線は魔力爆発によってあっという間に空中分解したガジェットを見送るが、内心驚愕していた。 「あいつら、味方を助けるために味方を撃ちやがった・・・・・・」 あのミサイルは間違いなくガジェットのもの。しかも通常はIFF(敵味方識別装置)でも積んでいるのか間違って追尾しないし、当たってもミサイル自体の破損以外で誤爆しているところは見たことが無い。 となると意図的としか考えられないが、こんな非情だが友軍の意図的な破壊すら勘定に入れた戦い方ができるのは人間か、あるいは第25未確認世界の最新型AI、それもゴーストクラスのAIだけだった。 ―――――『眼と眼があった瞬間』とはこのことだろうか? アルトはヘルメットのHMDに映り込んでいた観測機器を外装したそのガジェットに視線を向けると、なぜかそう感じた。 対人戦では幾度か感じたことがあるが、機械に対してそんな事を思うとは。しかし彼の鋭敏な感性は明白にその無機質な飛翔体から意思を、一般人に分かるようカテゴライズすればエースパイロットが発する殺気に近い何かを感じていた。 そのガジェットは撃ち尽くしたらしいミサイルポッドを棄てて降下してくる。 反射的にバトロイドのガンポッドで迎撃するが、スラスターを機体対G性能の限界まで使って回避運動するそれには全く当たらない。そうかと思えば衝突警報が真横の死角からの攻撃を感知。どうやら先ほど救われた1機らしい。アルトはこれをファイターに可変することでかわしたが、ミサイルもとうに底をつき、機体にもダメージが蓄積されているこの状況で2対1ともなれば必然的に不利にならざるを得なかった。 (*) 「派手にやってるじゃない」 ようやく視認できるようになり、機体の高性能カメラで管理局の部隊と同業者か知らないがガジェットとか言う機械を使う勢力が戦う様を眺める。 キリヤによれば管理局の護衛を受けているという。どうも政府に潜り込ませたこちら側の工作員が気を効かせて自分達を他世界から来た密使ということに仕立て上げ、管理局を味方に付けたようだった。 『どうします姉(あね)さん?こいつは武装なんてしてませんし、とっととずらかりましょうぜ!』 裏ルートで手に入れたVF-1C(民間用デチューン仕様)に乗る手下が呼びかけてくる。 「まぁ、あんたはとっととキリヤの格納庫に入りな」 『わかりました。・・・・・・あれ?でも、姉さんは―――――まさか!?』 「あん?決まってるじゃないかい。あたしら次元海賊「暁」を襲ったやつらにお灸を据えてやるのさ」 舌舐めずりと同時に彼女は左手に握っていたスラストレバーを押し出し、EXギアとかいうバリアジャケットから機体に嘗てクラスSと言われて持て囃された自分の魔力を供給。MM(マイクロ・マジカル)リアクター(小型魔力炉)から増幅して出力した青白い粒子をノズルから噴射した。 『ちょっ、姉さん!』 「うっさいね、ちょっとは楽しませなさいよ!」 機体は民間機であるためMMリアクターを積んでいないVF-1Cに合わせていた出力からミリタリーパワーとなって、戦闘空域へと先行していった。 (*) 彼女の乗るVF-11の試作機YF-11Aはキリヤ上空を占拠していたガジェット7機に対して、搭載されていたミサイルポッドのMHMMをすべて斉射。32発にも及ぶ弾幕は1機につき4発以上という大盤振る舞いであったため、いかがミサイル妨害装備を搭載したガジェットと言えど分が悪すぎる。 7機のうちキリヤ攻撃のアプローチに入っていて逃げ遅れた3機がその身を海洋汚染の材料とし、残りの機体も一時退避を決め込んでキリヤ上空から離脱していった。 (無人機のくせに損失が怖いと見える・・・・・・) よほど高価なものなのだろう。と彼女は思う。 次元海賊と言えど武装その他は供給元に頼っているため、それらを研究開発、さらには量産すら自前でやってのけるスカリエッティ勢にとってはあれらが捨て駒でしかないことはわからなかった。 あの退避もゴリ押しせずに態勢を立て直してからの攻撃を選んで試験機体を出来るだけ多く残したかっただけで、他意はなかった。 しかし彼らはすぐにキリヤへと戻って来ることは叶わなかった。後方に置いてきたVFー1Cに寄り添う様に管理局の魔導士1人とバルキリー1機が輸送船『キリヤ』までやって来て、砲撃で敵を散らし始めたのだ。どうやら先ほどまで中距離で火力支援をしていた部隊のようだった。 そこへ開いていた回線から通信が入り、ホロディスプレイが立ち上がった。 『この空域での作戦行動を任されている時空管理局機動六課の八神はやて二等陸佐です。大使の護衛機とお見受けしますが、確認のため機載のIFF(敵味方識別信号)の起動、もしくは貴官の所属を述べてください』 開いた画面の中で、佐官にしては若い小娘が淀みなく告げる。 調べた限り現在武装したバルキリーは例外なく管理局の所属であるはずなのでこの質問は道理だったのだが、もちろん応えられるわけなかった。 しかし答えあぐねていたところで、あちらに1本の連絡が入った事で追及が止まった。 『―――――え、なんやて?内閣府から?至急で?すみません、ちょっと失礼します・・・・・・』 音声がミュートになったのか相手の声が聞こえなくなる。この場で管理局とガジェット達の両方を相手取って戦うのは勘弁と思っていた彼女としては、願ってもないだろうチャンスを無駄には出来ないとVFー1Cに秘匿回線を開いて 「今のうちにキリヤに乗り込むんだよ」 と指示した。 キリヤの上部ハッチが開閉し、VFー1をその腹の中に収めて行く。甲板上部に開いた搬入口は1つしかないので、自分はまだ乗れそうになかった。 一方画面の向こう側では声は聞こえぬが相当白熱しているようだ。確かはやてと言ったか、その小娘が怒りもあらわに通信相手に怒鳴っている。 唇を読もうとしたが、「武器輸出を容認する~」まで読んだところで気づかれて映像回線も保留にされてしまった。 時間が過ぎて行く――――― 変わらない「少々お待ちください」との文字と、MTT(ミッドチルダ電信電話株式会社)のロゴを映し出した画面を見つめていても仕方ないと周囲に視線を投げる。 今キリヤ上空には3人の魔導士と1機のVFー1Bが旋回しつつ敵を近づけぬよう防衛線を張り、狙撃仕様らしいVFー11はVFー25の援護を近距離にて行っていた。 狙撃仕様で近距離戦闘とはこれいかに?と思ったが、VFー25とガジェットは互いの高機動ゆえに至近距離で戦闘を行っていて、遠距離狙撃など出来なかったようだった。 (あんな重そうなライフル持ってるのに、いい動きするじゃない) その動きは自分が知っているような狙撃屋(スナイパー)の動きではなかった。 ある時はファイターで間合いを詰めたかと思うと、敵の攻撃をガウォークの立体機動力とバトロイドの耐弾性で無力化する。そして追い詰めた敵を一撃必殺の青白く輝く砲弾で貫き大海原に沈めていく。 重い獲物であるライフルはうまく機体の推力で打ち消すことで、その質量を感じさせなかった。 これこそなのはがさくらに教え、アルトの指導の下バルキリー用に昇華させた近・中距離機動砲撃戦術の一端であった。 そんな戦闘を眺めていると、キリヤから通信が入る。VF-1の収容が完了したので、このVF-11も収容してとっとと逃げようという要旨だった。 「わかった。ここに残る道理もないし、とっととずらかろうかい!」 答えるとともにキリヤの甲板にガウォークの機体を下ろすと、格納可能なファイター形態に可変して翼をしまい込む。その間にも搬入口からノーズギア(機首の車輪)を引っ張る形式の牽引車がやってきて、慣れない機体のそれとのドッキング作業に躍起になっていた。。 上空の管理局部隊は武装したバルキリーを他国の民間船に乗せようとしていることで戸惑っているようだったが、ガジェットのキリヤに対する攻撃も未だ止ま無いこともあってか別段行動までは起こそうとはしなかった。 「何してんだい早くするんだよ!」 キャノピーをあけて手下どもに怒声で発破をかけるが、その解答は想定外のものだった。 「規格が合いません!!」 「はぁ!?わざわざ管理局の規格に合わせたもの持ってきておきながらそんなことないでしょうが!!さっきのVF-1だって―――――」 「あれには合ってたんですが、これとは違ったんです!!」 彼は言うなり艦の修理に使う溶接具を持ちだしてきた同僚たちと、ノーズギアを簡易溶接で繋ぎ始めた。 彼女達は知らなかったが、持っていきたYF-11Aはその型番が示すようにVF-11の試作機としては最初期型。そのためこれは技術開発研究所製だ。 その頃オーバーテクノロジーの全容を測りかねていた管理局の技術者たちはアルトの講釈で「何でもないように見える構造にも、オーバーテクノロジーではなんらかの意味がある場合がある」と言われ、その立証試験機としてもこのYF-11Aをノーズギアなども含めてすべて第25未確認世界の設計図通りに作ったのだ。 これのおかげでオーバーテクノロジーに対する理解の向上と、エンジンの大出力化などVFの改良に大きく貢献していたという。 そんな理由のおかげで第25未確認世界の規格だったそれを彼らは簡易溶接で無理やり牽引車に繋げると、搬入口に引っ張り始めた。 ・・・・・・しかし少し間に合わなかったようだった。 開いていたホロディスプレイに光が戻り、先ほどの小娘、八神はやてを映し出す。 反射的に身構えた自分にはやてが告げる。 『ご安心ください。これは秘匿回線です。我々以外は聞いていません。・・・・・・あなたはハルピン・ギャビロフ特務一佐ですね?失礼しました。機動六課一同は貴官の任務の成功をお祈りしております。以上、交信終了』 「え・・・・・・?」 突然本名を言われたかと思えば、謝られてさらに敬礼までされて送りだされてしまった。てっきり偽装がばれて袋叩きに会うものだと思っていたのでまったくの寝耳に水の対応に逆に戸惑う。 確かに自分には時空管理局での従軍経験がある。調べればそのギャビロフなる人物は第三一管理世界出身で最終階級は三等海佐だったとわかるだろう。しかしもう10年も前の話だし、当時艦長をしていた本局のML級強襲巡航次元航行艦『カトリーヌ』ごと謀反を起こして次元海賊「カトリーヌ」を立ち上げてしまっていた。 (確かあの事件は、事故での喪失扱いで決着したって聞いたわね・・・・・・) はやてがこちらの本名を知っているところから察するに、その接点を利用してか内閣府に潜っている工作員が上手いこと話をでっち上げたのだろう。 (さすが先代、こんな工作員を送り込むなんて優秀ね・・・・・・私はあの人を越えなきゃいけないのか・・・・・・) 次元宇宙に主義も主張も違うが、数多ある次元海賊の中で自分の所だけが唯一管理局のミッドチルダ中枢に工作員を擁している。 それは自分が立ち上げた次元海賊「カトリーヌ」を吸収した次元海賊「暁」の首領であった彼がその類稀なる才覚を持って潜り込ませた人員だった。 そして今回の作戦のキモとなった輸送船『キリヤ』もその先代が盗み出してきたものだった。 (ほんと、敵わないわね・・・・・・) 搬入ハッチ閉鎖。そして手下たちが機体を床にロープで固定すると、輸送船『キリヤ』は深く静かに次元航行へと移って行った。 (*) 次元海賊の輸送船『キリヤ』を取り逃がしたが、ここまでの本来の目的は改良型の試験。作戦は成功だ。 しかしそれは〝彼〟にとって、望んだ経過とは違っていた。 (「管理局め・・・・・・出てきたら落とさない程度に返り打ちにしてやろうと思っていたが、侮れないな・・・・・・特にVF-25のパイロットは・・・・・・」) あれだけのミサイルを叩き込んでおきながら撃墜することかなわず、結局喪失した友軍の半数以上が奴の手に掛かけられて落ちていたのだ。 (「本来なら管理局に目標を変更するところだが『ここからは僚機のガジェットは本来のAIに任せて、管理局との戦闘による撃墜の試験データを収集せよ』とは酷な命令をしてくれる・・・・・・!」) せっかく生き延びさせた24機の内の9機。そのうちほとんどを見捨てなければならないのだ。 (「仲間意識か・・・・・・」) それぞれのAIの修正は自分で行った。それは自分以外の24機すべてを遠隔管理するのは不可能なため、命令に従うようにしたり、自分のデータをもとにチャフ・フレアを使った攻撃の回避方法の知識をインプットするだけの作業だ。 しかしそれは人間でいうと新兵に訓練を叩き込む教官のような作業だった。 全機が試作機だったことからスラスターの位置が試行錯誤のためバラバラに配置されていたりと、画一化されていなかった。このことからある程度それぞれの機に思い入れができてしまっていたのだ。 もっとも「ユダ・システム」である自分も創造主、スカリエッティから自我を持つよう改良されなければこんなことは考えなかったはずだった。 まだ生まれて間もない彼は250ミリ秒間、自分が第25未確認世界で活躍する兄弟達のように完全な戦闘マシーンとして生まれ出ることができなかったことを悔やむ。そして自分のような存在は作るのには手間がかかりすぎて現実的でなく、こうすることによって正規のAIが改良されて生存率が上がるのは喜ばしいことと思いなおした。 キリヤを守っていた敵部隊が徐々に活発な活動を再開し、支援砲撃も始まった。 ガンガン被弾する友軍機。 彼には口はないが舌打ちすると、友軍1機を伴ってホログラムで光学迷彩を展開。撤退しながらの試験データ収集を開始した。 (*) 『ライトニング1、2機目を撃墜。さくらちゃん、援護ありがとう』 『いえ。次、左下方です』 『了解!』 キリヤの戦域脱出によってガジェット側にとって消化試合になったのか、特に目的意識もないように見えるⅡ型改の撃墜は極めて順調に推移していた。 そんな中で1人、早乙女アルトはあることを不審に思っていた。 (おかしいな・・・・・・2機足りないぞ?) その内1機はあの気を感じた観測機器を外装した機体だった。 (もう落としたのか・・・・・・?) しかし以外な形でその2機は見つかった。 『こちら『ホークアイ』。そこから10キロの地点に転送魔法陣、8キロ地点には迷彩を解除したらしいガジェットを2機確認。空域から逃げるつもりらしい』 成層圏から撮った2機の高解像度写真が表示される。そこには彼が最も警戒する観測機器が外装された機体が混じっていた。 「ッ!?アイツ、逃がさん!!」 言うが早いかスラストレバーを全開。煌めく尾を引く流星となったVF-25は2機に瞬時に追いつくと、普通のガジェットの方へと攻撃を加える。 ガンポッドの曳光弾が赤い線となって目標に伸びていく。 しかしこちらはあの機体の制御下なのか、他の置いてきた8機と違ってその動きは鋭かった。 ガンポッドの火線を左右にブレイクしてかわしたかと思うと、オーバーシュートしたこちらに2方向から同時にミサイルを発射。ミサイルに挟まれる形になったVF-25はその場にチャフ、フレアを撒きつつ右ロールして上昇をかける。とどのつまり右下降旋回するVF-25はその軌道を継続しながらバトロイドに可変、足の噴射を操って身を翻す。 目前には各種欺瞞装置に騙されなかったミサイル群。人の形となったVF-25の2本の腕に保持されたガンポッドがそれらをしっかりと捉えていた。 「ディバイン、バスター!!」 熱血マンガよろしく技名を叫んで射出された青白い魔力砲撃は、防備ゼロの小型軽量ミサイルを薙ぎ払い、その向こう側にいたガジェット1機をも巻き込んだ。 魔力砲撃とは言えクラスSに増幅されていたそれはガジェットの転換装甲をも貫き、機体を焼き尽くした。 「あとはお前だけだ!」 バトロイドからファイターに可変する過程で機首を敵へと向け、突入した。 この勝負受けるかと思いきや、敵は急降下。海面へと落ちていく。 「ちっ!」 操縦桿を倒して無理やりスピリットSを実行する。刃物のような鋭角の軌道を描いて反転したVF-25は海面へとまっしぐらのガジェットの後ろにつき、実体弾の雨を見舞う。が、次の瞬間にはその視界から消えていた。 スラスターによってコブラ機動に突入。一気に速度を落とし、こちらを前に放り出した結果だった。 しかしこちらも指をくわえているわけがない。海面すれすれでガウォークへと可変したVF-25は水上をターンしながら右腕1本で保持したガンポッドを薙ぐように撃ち放つ。 高度20メートル程度の低空を遷移するガジェットはそれをロール機動で回避して見せると、1キロ先まで迫った転送魔法陣への再加速を図った。アルトもそれに続いてファイターに可変しつつスラストレバーを跳ね上げる。 加速する両機は白い音速の壁を突き破ると、一転上昇をかけてシザースと呼ばれるDNAのような螺旋機動をしながら互いの後ろを取ろうする。 そこで再びアルトはガジェットを見失う。スラスターを使った姑息な予測軌道ずらしだったので見失った時間は1秒に満たなかったはずだが、後方を取った敵がこちらを照準するには十分な時間だった。 ミサイル警報。数は6発。 VF-25は推力偏向ノズルを上に蹴り上げて胴体を下げ、機首を上向きに。そのまま進行方向と逆に機首を持っていくと、同時進行で生成していた機体周囲の魔力球10個が活性化する。 「当たれ!」 視線ロックで敵ミサイルをロックオンしたハイマニューバ誘導弾が、デバイス「メサイア」の誘導に従ってそれらとの正面衝突を果たした。 ミサイルを持たぬこちらがまさか正面から迎撃するとは思っていなかったのだろう。ガジェットが勢い込んでミサイルの後追いにやってきて、ミサイルに当たらなかったハイマニューバ誘導弾を2発ほど受け止めながらVF-25の脇を通り抜けて行った。 即座に反転。そこにはガジェットの無防備な背中があった。 照準。ファイア――――― ガンポッドからそれが撃たれる前にガジェットが魔力爆発に包まれた。 (*) 彼は満身創痍になった体と、損傷によってブラックアウトした機能を復旧、もしくは再起動していく。 攻撃の直前でミサイルの自爆による目くらましをした甲斐あって、ハイマニューバ誘導弾と自爆のミサイル分の被害ですんでいた。被害は破片がユダシステムにも関連する部分まで抉るなど決して軽くないが、それでもVF-25の58mm弾を受けるよりはましだっただろう。 壊れかけた後部カメラには、こちらを見つけなおしたVF-25が向かってきているのが見えた。 損傷の衝撃で混乱する彼はそれを焼き付けるように記憶しながら開いていた転送魔法陣に突入、空域からなんとか脱した。 (*) 10分近く空域を警戒飛行した迎撃部隊だが、増援の様子はなかったため来たときと同様の手順で撤退を開始した。 (*) 帰還途上 「これより滑走路へのアプローチに入る。ランディング予定は5分後」 『了解アルト一尉。―――――時間も時間なので、静かにお願いしますよ』 「わかってるよ」 ささやき声で補足するロングアーチスタッフ、ルキノ・リリエ通信士にうんざりしながらも応える。もともと自分は六課所属。周辺住民が騒音に対してどれほどうるさいのか身に染みていた。 いままで魔導士という無音の存在が当たり前であったため、昨今の特に軍用であるバルキリーの騒音は彼らにとって未知との遭遇に近い心理的ショックを与えていたのだ。 しかしこれほどの質量を持つものを音速以上で飛ばそうというのだから、やむを得ぬ対価であることもまた事実であった。 ともかくアルトはスラストレバーを必要推力ギリギリに設定すると、先ほどから聞きたかった事柄を問い詰めることにした。 「所でロングアーチ、あの輸送船はどこに向かったんだ?というよりなぜ武装したVF-11が民間船に?」 アルトの問いに対して、ルキノでなくはやてが応える。 『あの船の動向については管理局法第32条E項において機密とします。いくらアルトくんでも教えられん』 「第32条のE項?」 聞きなれない条項に視線が泳ぎ、バックミラーに映る優秀な同僚に収束する。 「えっと・・・・・・第32条が「機密」についての条文で、E項は確か「機密に当たる作戦行動」・・・・・・だったかな?」 『さすがフェイトちゃん。アルトくん、ともかくこれは管理局の作戦行動やから、心配せんでも大丈夫やで』 「おまえがそこまで言うならいいんだが・・・・・・」 そこへはやて達と一緒に指揮所で缶詰めになっていると思っていたロングアーチスタッフであるシャーリーが扉から現れる。しかし――――― 『どうしたのシャーリー?』 誰が見てもその挙動不審に気づけたようだ。VFー11Gに乗るなのはが問う。 「えっと・・・・・・皆さんが戻って来てから伝えます・・・・・・」 そう言い残してそそくさと指揮所を後にした。 「なんだ?」 『う~ん・・・・・・はやてちゃんは何のことかわかる?』 「さぁ、どうなんかなぁ~」 どうやら知ってはいても教えてくれる気はないようだ。個人的なことだろうか? その場でアルト達には何だろうと顔を見合わせることしか出来なかった。 シレンヤ氏 後半へ
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鳳聯藪雨のスペルカード。 交差2本以上の線状のものがある一点で交わること。また、互い違いになること。 フラッシュ(flash)閃光。 一瞬の、派手な。 クロス(cross)十字架、十字。 受難、試練。 弾幕・技 交差「フラッシュクロス」 登場 鏈縁无現里交差「フラッシュクロス」(3B面 Easy/Normal) 連縁天影戦記交差「フラッシュクロス」(6面 Easy/Normal)
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クロスボウ コメント クロスボウ ライトクロスボウ 筋要 技要 理要 信要 種類:クロスボウ 13 4 - - 攻撃属性:射 / 打 筋補 技補 魔補 炎補 雷補 闇補 強化:楔石 - - - - - - 入手場所・備考 物攻 魔攻 炎攻 雷攻 闇攻 毒攻 血攻 反撃 強靭 射程 詠唱 95 0 0 0 0 0 0 100 10 35 0 物防 魔防 炎防 雷防 闇防 毒防 血防 石防 呪防 受け 耐久 重量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 60 3.0 ヘビークロスボウ 筋要 技要 理要 信要 種類:クロスボウ 20 6 - - 攻撃属性:射 / 打 筋補 技補 魔補 炎補 雷補 闇補 強化:楔石 - - - - - - 入手場所・備考 物攻 魔攻 炎攻 雷攻 闇攻 毒攻 血攻 反撃 強靭 射程 詠唱 110 0 0 0 0 0 0 100 10 40 0 物防 魔防 炎防 雷防 闇防 毒防 血防 石防 呪防 受け 耐久 重量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 70 4.0 アヴェリン 筋要 技要 理要 信要 種類:クロスボウ 25 15 - - 攻撃属性:射 / 打 筋補 技補 魔補 炎補 雷補 闇補 強化:楔石 - - - - - - 入手場所・備考 物攻 魔攻 炎攻 雷攻 闇攻 毒攻 血攻 反撃 強靭 射程 詠唱 85 0 0 0 0 0 0 100 10 35 0 物防 魔防 炎防 雷防 闇防 毒防 血防 石防 呪防 受け 耐久 重量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 40 6.0 コメント 名前
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名前 クロス・ウォール 性別 男 年齢 24歳 種族 ネヴァーフ 職業 盗賊兼情報屋 細かな設定 ルーテル盗賊団のギルドマスター。 黒髪茶眼、ジェルで固めたオールバック。真黒い服に真黒なマント。指にはとても大きなトパーズの指輪。 ヤクザの親玉みたいな風貌。ネヴァーフにしては身長が高く、髭等も生えていない。 見た目通りの口調で、誰に対しても偉そうな態度を取る。 極度の守銭奴。金になりそうな仕事を選び、無駄な出費を避ける。 豊富な情報網と優秀な諜報員を部下に持つ。また、本人も情報収集は得意であるため 彼に依頼すれば、かなりの情報が手に入る。場合によっては不当に高い報酬を要求されるかもしれないが。 毒を塗った短剣を先端に付けた鞭を2本持つ。挑発で相手の攻撃を誘い、反撃を主体とした戦闘スタイルを得意とする。 お菓子作りが趣味。
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(投稿者:ねこだまし) 概要 「オレの声を聞けえぇぇぇぇぇッ!!!」 グレートウォール戦線の一端を担うコルタ基地に配属されている、情報統制用メード。 同基地に配属されているクリスと対を成すメードで、通信網が途切れた際に肉声を使って連絡を行うために生み出された。 歌姫と称えられるほどの美声をもつが、特製メガホンを通して大気に解き放たれたノイズ0のクリアボイスは、驚天動地の音量を誇る。 本来は戦闘を想定していない仕様だが、コアと素体の適正が大きな影響を及ぼしたのか、並の戦闘用メードよりも遥かに強い。 超硬合金で出来たメガホンは物質強化によって恐るべき凶器と化し、クリアボイスにコアエネルギーと殺意をのせて衝撃波を生み出す。 可憐で清楚な外見に反して、性格は非常に男らしい……というか傍若無人。一人称は「オレ」。 グレートウォール戦線を中心に活動しているフランケンと仲が良く、二人が揃ってしまうと誰も手が出せない。 通称:「戦場の歌姫(ディーヴァ)」「言葉の暴力」 出身:クロッセル連合王国(グリーデル王国) 所属:クロッセル連合軍 グレートウォール戦線コルタ基地 装備:特製メガホン 身長:135cm 誕生:10月8日 年齢:外見12歳(実年齢0歳) 教育担当官:- 美声 ★★★★★ 大声 ★★★★★ 男気 ★★★★★ 規格外 ★★★★★ ※小生は絵が描けません。キャラ絵は各自で勝手に脳内補完してOKですよ~
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リリカル犬狼伝説 クロス元:犬狼伝説 最終更新:07/10/07 プロローグ『ある事件の結末』 ・ACT1 『捨て犬』(前半) ・ACT1 『捨て犬』(後半) ・ACT2 『猟犬 -ヤクトハウンド-』(前編) カオスJOJO クロス元:ジョジョの奇妙な冒険 ※完結 第一話 真のクロス職人の巻 風に帰る戦士の巻 魔法成人リリカル某 クロス元:スプリガン 【第一話 それは不思議な出会いなのだッッ!!】 第二話『魔法の呪文はリリカルなのだッッ!!』前編 第二話『魔法の呪文はリリカルなのだッッ!!』中篇 第二話『魔法の呪文はリリカルなのだッッ!!』後編 その1 TOPページへ このページの先頭へ
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グランド×クロス事件 解説 氷の静謐の能天使(未実装ノハ´゚x゚ハ⌒ニュロ)“銀の瞳の”ケリー・リドリー・ウォナールによって引き起こされた。 気象制御衛星スノウ・クイーンの暴走による世界的な冬の到来と、同時期に起こったゴーストEYEランド(未実装ノハ´゚x゚ハ⌒ニュロ)のN◎VA衝突未遂事件のこと。 噂 ちなみに軌道兵器グランドクロスとは無関係ニュロ。 [2011/09/28 12 10 47]